27歳で鬱になり、完全に社会と離れて、治療投薬2年。
当初は3ヶ月、長くて半年くらいで治ると思っていたけれど、現在、10年たち薬は10分の1まで量が減ってはいるものの、飲み続けている。症状を感じる事と考え方の客観視で自分を変化させ社会に対応できるようにしている。
10年の闘病を経験することはなかなかできないので、記録にしたい。
周りからは見た目でほとんどわからないので、甘えているとか、気の持ちようとか、薬漬けになってるとか、本当に言われる。
なってみないと分からない症状だが、人になってほしいとは思わない。
当人にしてみると、気の持ちようではない物理的な憂鬱な症状で、「鬱病」になってしまうと考え方や気の持ちようでは到底改善できない。絶対的な憂鬱の症状から抜け出せない。また、自殺に行き着くような考えが出てくる事、それは本当に思っているのではなく病気の症状でそう思ってしまうのだ。私は自殺も他殺も殺人と思う。ので、やめた方がいいと思う。それはまた別の時に記したい。
生きるために変わる
20を過ぎ大人になり、人格が形成されると人はなかなか変われないとされる。
しかし、病気になり大切だと思っていた事を変えていかないといけない。生きて、前に進むために変わらないと、意味のある答えを出して、自分に勝ちすすめない。
実体験として、鬱をひどくしない方法として
- 何もしないで休みエネルギーをためるのは、この先ずっと必要な事
- 適当にするのが嫌、だから、適して当たっているくらいで良い
- 長いものに巻かれよう。郷に入っては郷に従え
- 人に期待しいらっとしない。勝手に自分で理想を抱かない
- どんなに大変でも一日はおわる。
- 金銭的余裕は治療に必要で余裕がないと心も締め付ける。
- アルコールは脳を委縮、活動を鈍化、睡眠に支障。治療に悪影響
- 朝、日光は浴びる。無理な時は良いが、極力日光を浴びる。
決して気の持ちようではない
失恋の辛さや、転職の後悔、上司の叱責、周囲の悪口、恋人の浮気、親との死別などとは違う心の沈みが鬱にはあり、まさに物理的脳内の憂鬱と私は振り返る。
十分な休養と、心を縛る環境と自分の適正化が効果が私にはありました。