音楽にはルールがあります。それは一つ一つ分解していくと複雑に見えますが、新しいものを覚えるには少なからず「難しいかな」と思うものです。今回は楽譜の読み方について書いていきます。
五線譜とは
上記の五本の線で書かれた譜面で、音譜を書く位置により音階が変わります。
呼び方は基本的にドレミファソラシド。軽音楽器をする人はCDEFGAB
大正生まれの人は、はにほへといろはと読むかもしれません。
小中学校で習った通りドレミファソラシドと読んで構わないと思いますが、楽譜を読むときにこういうこともあるんだなと、少しだけ思い出してもらえたらいいと思います。
長調と短調がある。
小中学校ではよく、ハ長調とかイ短調と言う言葉を聞いたと思います。
クラシック音楽で交響曲第五番ハ短調 とか聞きませんか?左のリンクはベートーベンの
「運命」ですが、このハ短調というのは言い換えると、Cマイナーと呼びます。
よく聞き慣れた音の音階というのは、ドレミファソラシド。ですが音と音の間隔は
全全半全全全半 です。
?? 何だろう? ですよね。
下のピアノ鍵盤でいう白い部分と黒い部分
白と黒の間を半音(半)と捉え、白鍵盤と白鍵盤が隣り合っている所の音の間隔も半音(半)
ドとレ、レとミ、ファとソ、ソとラ、ラとシそれぞれ間に黒鍵盤があります。
なので全と捉えます。
ハ短調(Cマイナー)の音階は下のように全半全全半全全となっています。
これをCmスケールと言います。
ドの音を基調とした音の使い方です。上記の音を使って曲を基本的に構成するという事です。
(と、私は記憶しています。)
今回は楽譜を基本的な考え方で捉えて解説しています。クラシック音楽、ヒップホップ、邦楽、洋楽、ダンスミュージックを聴く際に大切なのは、音楽を通して楽しく生きれていますか〜?という事なので、音楽=価値的であればおおよそ正しいと思います。
テストに出る可能性があるとか、そういう目的で学ぶよりか雑学的に読んで頂ければと思います。
最初に学ぶのはCメジャースケール=ハ長調が理解しやすい。
和音の簡単な触りの話をします。
上の図の根音(ルート)第3音、第5音、などルートの音に対して大切な役割がある音があります。
Ⅰ度Ⅲ度Ⅴ度 これは
Cコード(構成音はドミソ、CEG、ⅠⅢⅤ)
次は
Ⅲ度Ⅴ度Ⅶ度
Emコード(構成音はミソシ、EGB、ⅢⅤⅦ)
なぜEmコードというように、m(マイナー)がついたのか。
それはハ長調(Cスケール)で使う音階がE(ミ)から始まるコードの3度の音が半音低いからです。
Cコードの場合の基音Cと3度の関係の Eが全全の間隔に対して
Eコードの場合の基音Eと3度の関係のGが全半と半音下がっているためです。
3度目の構成音が半音下がり即ちマイナーコードになります。
私は独学で本を読んで学んだために、この部分に一夏かかりました。この音の関係を頭で覚えていても曲が作れるとは限りません。全くわからない人がとてもいい音楽を作る場合の方が多い気がします。
学ばないよりは学んだ方がいいし、曲を作らないよりは作った方がいいと思います。
耳コピをできる人は特別な人だと思っていましたが、最初からできる人はいません。
見よう見まねで、耳をすまして必死に音と向き合って感じたままに弾いてみる。
その挑戦が音楽を自分にとって、より身近に楽しめるものにするんだと十数年たって気付きました。DTMとかMIDIシンセとか、技術は発展しています。変わる技術的な面においては吸収していくのが得策と思います。変わらないのは受け取る側の楽しむ心、発する側の楽しみ伝える心だと思います。
一人で楽しむのにはとてももったいない音楽です。仲間と楽しむためにはどうするか行動しながら音楽と関わると、より深化した音楽になると思います。